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日経サイエンスの2009年3月号「対称性の自発的破れとひも理論」南部陽一郎 [物理学]

日経サイエンスの2009年3月号には南部先生の講演で、専門家向けの雑誌「素粒子論研究」掲載された
  「対称性の自発的破れとひも理論」
  南部陽一郎
が、読みやすく編集されて載っていますね。お人柄が分かりますね。心配なのは今後ますますお忙しくなられてしまうのでしょう。ご高齢ですから、無理なさらないように、回りの人が気を使ってほしいですね。

しかし、南部陽一郎は凄い。預言者! ハドロンの紐理論が、いまのストリング理論のさきがけとなっているのは有名ですが、「一般化されたハミルトン力学」で導入したポワソン括弧の拡張である南部括弧が、最近活発に研究されているBagger-Lambert-Gustavsson理論(M2ブレーンの重ね着)での3-Algebraのさきがけになっているそうですね。南部先生の関心は、ハドロンにあるので、この三つ組み変数は、カラーの自由度を考察されたらしいです。カラーに対しての正準共役な物理量はなんだろうとか、カラーって観測できない物理量じゃんとか、素人の疑問はつきません。

日経サイエンス 2009年 03月号 [雑誌]

日経サイエンス 2009年 03月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 日経サイエンス
  • 発売日: 2009/01/24
  • メディア: 雑誌



素粒子の宴 新装版

素粒子の宴 新装版

  • 作者: 南部陽一郎
  • 出版社/メーカー: 工作舎
  • 発売日: 2008/11/13
  • メディア: 単行本



Broken Symmetry: Selected Papers of Y. Nambu (World Scientific Series in 20th Century Physics, Vol 13)

Broken Symmetry: Selected Papers of Y. Nambu (World Scientific Series in 20th Century Physics, Vol 13)

  • 作者: Y. Nambu
  • 出版社/メーカー: World Scientific Pub Co Inc
  • 発売日: 1995/10
  • メディア: ハードカバー



日経サイエンスの記事
http://www.nikkei-science.com/page/magazine/9903/youth.html
も良いね。そういえば、
http://www.sciam.com/article.cfm?id=profile-yoichiro-nambu
の翻訳はどこだっけ?
南部先生ゆかりの学校からの発表は:
http://www.s.u-tokyo.ac.jp/prize/nobel08/nanbu/
http://www.osaka-cu.ac.jp/news/20081008093735/research.html
シカゴ領事館では
http://www.chicago.us.emb-japan.go.jp/cg_nambu_reception081113.htm
シカゴでの講演のご様子
http://news.uchicago.edu/nobel08/physicslaureate.php

おめでとうございます。
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