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宇宙の素 [科学]

Physics Todayの解説で面白いのがあった。
Solving quantum field theories via curved spacetimes
著者の一人Juan Martin Maldacena(フアン・マルティン・マルダセナ http://en.wikipedia.org/wiki/Juan_Maldacena )は弦理論で有名だね。

Progress in String Theory: Tasi 2003 Lecture Notes Boulder, Colorado, USA 2 - 27

Progress in String Theory: Tasi 2003 Lecture Notes Boulder, Colorado, USA 2 - 27

  • 作者: J. M. Maldacena
  • 出版社/メーカー: World Scientific Pub Co Inc
  • 発売日: 2005/07/30
  • メディア: ハードカバー



そういえば、昨年の日経サイエンスで
「自己組織化する量子宇宙」The Self-Organizing Quantum Universe(SCIENTIFIC AMERICAN July 2008)
Jan AmbjØrn/Jerzy Jurkiewicz/Renata Loll ( http://www.phys.uu.nl/~loll/Web/title/title.html )
というのがあったけど、面白かった。

日経サイエンス 2008年 10月号 [雑誌]

日経サイエンス 2008年 10月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 日経サイエンス
  • 発売日: 2008/08/25
  • メディア: 雑誌

と言うか、ずるい。因果的構造を組み入れて4次元時空を作り出すなんて。だって、因果律が最初からあったなんて思えない。でも因果律ができたことで4次元時空が生まれたのならしょうがないのか。時間と空間の区別がついたときが宇宙の始まりか。
どんどん小さくなっていくと、量子的な揺らぎで異なる2点や時刻が定義できないと思っていた。論文はこれかな。
J. Ambjørn, J. Jurkiewicz and R. Loll: Emergence of a 4D World from Causal Quantum Gravity, Physical Review Letters 93 (2004) 131301 [arXiv: hep-th/0404156].

そうそうSmolinのやってることも面白いな。

量子宇宙への3つの道 (サイエンス・マスターズ)

量子宇宙への3つの道 (サイエンス・マスターズ)

  • 作者: リー スモーリン
  • 出版社/メーカー: 草思社
  • 発売日: 2002/07
  • メディア: 単行本


そうそう、ワインバーグの『宇宙創成はじめの3分間 』の新しいあとがき(と言っても旧いんだけど)が、ちくま学芸文庫には訳されていた。ワインバーグの本の最後の文書は重いね。

宇宙創成はじめの3分間 (ちくま学芸文庫 ワ 10-2 Math&Science)

宇宙創成はじめの3分間 (ちくま学芸文庫 ワ 10-2 Math&Science)

  • 作者: S.ワインバーグ
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2008/09/10
  • メディア: 文庫


専門家には

Cosmology

Cosmology

  • 作者: Steven Weinberg
  • 出版社/メーカー: Oxford Univ Pr (Txt)
  • 発売日: 2008/04/28
  • メディア: ハードカバー


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